インテル、夏のメルカート総括
お久しぶりです。セルペンテです。皆さんはどうお過ごしでしょうか?私はブログをさぼりにさぼっていました…反省しています。
今シーズンは始まりから大波乱でした。一時はどうなることかと思ってましたが…笑
そこで今回は取ってきた選手をここで簡単にまとめてみようと思います。(放出した選手は辛いのでここでは書きません…笑)
個人的な感想なので気軽に見てもらえると助かります。
Alex Cordaz(アレックス・コルダツ)
実はインテルのプリマヴェーラ(下部組織)出身の選手。昨シーズンはクロトーネのキャプテン兼守護神として活躍してました。セカンドGKとしては文句なしの選手を獲得できたと思います。パデッリよりも活躍してくれそうですし、下部組織出身なので登録メンバー的にもありがたい存在になると思います。またラドゥとのワード対決?(インテル公式チャンネルにて)で頭文字がSの選手は?という問いにクロトーネでチームメイトだったSimy(シミー:現サレルニターナ)を度忘れしていたのは可愛かったです。
Hakan Çalhanoğlu(ハカン・チャルハノール)
恐らく夏の移籍市場に一番の衝撃を残したディールでしょう。チャルハノールのインテル移籍、インテリスタの中でも賛否両論の取引だったのではないでしょうか。
エリクセンの不幸からすぐにインテルフロントが動き、ミランで年俸交渉が行き詰まっていたチャルハノールをぶん取った形で移籍してきました。
ミラニスタは消える試合の時が多いと言っていましたが、第二節では確かに存在が消えていた時間が多かったように思えます。
今季はどれだけ消えずにチャンスメイクを演出できるかが今季のインテルとって重要な鍵になってくるでしょう。
とは言ってもチャンスメイクの回数はセリエトップクラスの実力は持っているので、もう一皮脱げるか期待したいところです。
またインテルの食事会にてAi Se Eu Te PegoというCロナウドやネイマールがゴールパフォーマンスでやっていた元ネタの歌を披露していました。
ミランに後腐れ無くすぐにインスタグラムでミラノの街に青黒のペンキを塗る画像をアップしたときはサイコパスだなと思いました…(個人談)
Denzel Dumfries(デンゼル・ダンフリース)
オランダの名門、PSVから獲得してきた右WBの選手です。クラブではSBで主に出場していたのですが、オランダ代表ではWBで活躍してました。
個人的にはハキミのような圧倒的なスピードはないものの、ルカクのようなゴリゴリのドリブル突破やヘディングなどフィジカル強いの選手かなと思います。
得点力もWBとしては申し分ないので、どれだけインザーギのサッカーやイタリアに馴染めるのか気になるところ。
同郷のデフライと仲良く、ラウタロの誕生日パーティーに参加していたり(新加入選手はほぼ参加)、イタリア語を学んでいるあたり彼なりに努力しているので、これからダルミアンを押しのけてスタメンを張れるか非常に注目したいところです。
Edin Džeko(エディン・ジェコ)
今シーズンのやっと来た枠の選手です(昨シーズンはビダル)
もう少し早く来てほしかった選手ですが、実力は申し分ないですし、ルカクの穴を埋めるには十分な補強かなと思います。ルカクと違うところはDFをドリブルでこじ開けて崩すというよりも周りを使ってDFを崩すといった感じでしょうか。そして戦術的な要因もあるかもしれませんが、下がってボールをもらいにきたりするので対戦相手のチームによってはハマったりハマらなかったりするのかなとも思います。実際、第二節ではうまくハマらなかった感が大きかったように思えましたし。ここはインザーギの手腕に期待したいところ。
ヘディングがうまいのでチャルハノールやディマルコのセットプレーからの得点もかなり期待できそうです。
ちなみに現役中にサラエヴォ大学のスポーツ教育学部を卒業しています。
Carlos Joaquín Corre(カルロス・ホアキン・コレア)
アルバロペレイラとサネッティと一緒に写っていた写真から約10年…クルブ・エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ、サンプドリア、セビージャ、ラツィオを経てようやく加入してきたアルゼンチン代表選手です。
インザーギ監督が熱望していた選手でドリブルも上手く、ここぞという大一番に強い印象があります。(コッパイタリアなどなど…)
第二節で負け試合を二得点して大逆転勝利に貢献、早くも多くのインテリスタの心を鷲掴みにしたはず。あとイケメンだし。
またインザーギとってはうれしい悩みになりそうなFWスタメン。ジェコ、コレア、ラウタロ、サンチェスを今後どう起用していくのか1インテリスタとしてすごく楽しみです。
またゴールパフォーマンスはバスケットボール選手のパフォーマンスをオマージュしているらしいです。気になる方は調べてみてください。
Federico Dimarco(フェデリコ・ディマルコ)
今シーズン、セルペンテ的に一番うれしかった復帰でした。間違いなく昨シーズン、ディマルコは覚醒したと思ってます。PSMでのラストパス精度やセットプレーでは多くのインテリスタの度肝を抜いたのではないでしょうか。実際にWBなのにセリエAでのキーパスもかなりの数字を叩き出していましたし、ヴェローナになくてはならない選手になっていたと思っています。
しかし、当初買取OPが700万€と格安で買取が確実だったのでセルペンテは一人でディマルコの活躍を見ながら夜な夜な泣いておりました…本当に帰ってきてくれてよかった…
バストーニとはパルマで左のSB、CBで一緒にやっていたのでコンビネーションに関しては不安なく見れるとおもいます。ペリシッチの地位を脅かす存在に間違いなくなるでしょう。
こうしてみるとルカク、ハキミの穴はでかいですが、この選手たちを約5000万€で買い取れたのは本当にマロッタ様様です。
まさにマロッタマジック!!!!!
ここからは夏のメルカートを終えた時点でのインテルの各ポジションの話をしようと思います。
前線に関して言えば、FWの四人はどれもタイプの違う選手だと思います。またセンシやビダルをトップ下においた第一節のような感じでもアリかなとも思ってます。
去年はルカクがいた分、ルカクありきのサッカーでしたが、そのルカクを放出し、ラウカクコンビ固定から一転、FW陣の組み合わせ方次第で多種多様なサッカーができるのではないかと個人的には思ってます。
ここをどう組み立てるかによってプランB、Cを作れるのではないかと。引いて守る相手には下がって受けるジェコやサンチェスが有効だなと思いますし、上位陣相手にはラウタロ、コレアなど大一番に強い選手を起用しても面白いですし。いずれにせよ、どの選手もスタメンを張るにふさわしい選手ばかりなので、インザーギがどのような戦術プランを持っているのか非常に気になります。
中盤はブロゾビッチ、バレッラ、チャルハノールは固定されるかなと思います。ここにセンシ、ベシーノ、ビダル、ガリアルディーニと多くいる選手をどう使うかも気になるところです。特にビダルはブロゾビッチと交代した試合ではチームを安定させましたし、ベシーノは身長も高いため、ラツィオ時代のミリンコビッチ=サヴィッチの役割を果たせるのかなと思ってます。上手くターンオーバーや交代させればセリエ屈指の中盤になってくれると思います。ただガリアルディーニやベシーノはパスミスが多いためそこは要改善してくれないと困りますが。
また個人的な意見ですが、中盤のカウンター対策やバレッラの控えにナンデスをとってくれたら…とも思いましたがどう考えても人員過多ですし、まあ仕方ない…
WB陣は左、ペリシッチ、右、ダルミアンと去年たまにやっていた布陣ですが、ディマルコはペリシッチとタイプは違うので使い分けることも出来ますし、ダンフリースはまだ加入したばかり。ダルミアンはぶっちゃけ控えにいるクオリティーではないのでダンフリースとのスタメン争いは面白そうです。願わくは使い分け出来るくらいにダンフリースには馴染んでほしいところです。まだ彼のプレーを多く見てないので未知数なところもありますが、ポテンシャルは間違いなくあるので楽しみです。
CB陣に関しては昨季と変わらず。ここは安定するでしょう。強いて言えば、控えの選手(特にコラロフ)がどれだけスタメン組が居なくなった時のの穴を埋められるかが気になるところです。
GKのスタメンはついにハンダノヴィッチの牙城が崩れるような予感がします。さすがに衰えが来たのか、らしくないミスを近年は多々しているのでラドゥにチャンスが来るのではないでしょうか。
もしラドゥでもダメなら冬か来年の夏にアヤックスのオナナ、ナポリのメレト、カリアリのクラーニョ、フィオレンティーナのドラゴフスキを獲得するでしょう。ただ今季はハンダノヴィッチ、ラドゥ、コルダツの三人で行くと思います。財政的にも難しいでしょうし…
いかがでしたか?
インテルは主軸2人が抜けたのは痛かったですが、マロッタなどのスカウト陣が頑張ってくれたおかげで夏のメルカートは100点なのではないでしょうか?
皆さんはどう思いましたか?
スクデットは他のチームにもよりますが、個人的には期待しています。
またCLでは去年の雪辱を果たして決勝トーナメントに行ってほしいですし、コッパイタリアとスーペルコッパイタリアもタイトル目指して頑張ってほしいです。
今度は個人的に期待しているローン修行に出た選手をまとめたいと思います。
良ければそちらもぜひ!!
セルペンテ